意志

願わくば、私の人生や決断が、いかなる種類の外的要因によるものでもなく、私自身によるものであらんことを。
願わくば、私が、他人のではなく、私自身の意志による行為の道具であらんことを。
そして願わくば、私が客体でなく主体であらんことを。（アイザイア・バーリン）

人はどうしてこんなにも意志を大切にするのだろうか。すべての現象は「意志」と「運命」に分けることができる。意志は自分の行為。運命は自分以外の行為。私に意志はあるのだろうか。与えられた使命にしたがって生きているだけのような気がする。そしてその使命を与えたのも自分のような気がする。運命を作っているのも自分のような気がする。