黒板に関する思い出ふたつ

 スーファミの聖剣3というゲームで、「死死死死死死死死・・・」って書いてある日記が出てくる。僕がたぶん小学生4年生だったある昼休みに、僕はそのことを思い出しながら、なぜか黒板の左隅に「死死死死死死死死・・・」と縦に書いた。そしてそれを消し忘れたまま次の授業が始まって、誰か生徒がそれをみつけ、先生に教えた。そしたら意外なほど先生が怒った。「誰が書いたんやー!」とか言ってた。


 高校生のとき、黒板を消す担当になったある日の昼休み、僕は黒板を丁寧に拭いた。これは楽しかった。そして次の授業が始まった。すると、先生が言った。「誰がこんなにきれいにした。」すると、誰か生徒が言った。「○○が拭いてた。」そしたら、たくさんの人が僕のほうを向いた。だから僕はうつむいた。当時は今より内気だった。今なら笑って手を振るくらいはするだろう。