大川隆法について思うこと

 大川隆法さんの書いたものを読むと、彼が非常な読書家であることが分かる。たぶん僕も平均以上には本を読んでいるけど、彼に比べれば全く及ばない。


 彼は東大を卒業した後、アメリカに本社を持つ大手商社に勤めながら、ニューヨーク市立大学大学院で勉強していた。そして25歳で発症し、自分が神だと思うようになった。


 ある科学者が、自分の側頭葉を電気刺激すると、神聖な体験ができたという話がある。どうも、側頭葉が異常に活動していると、神聖な体験をするらしい。


 大川さんの脳も、たぶんそういう状態になったのだろう。原因はよくわからない。絵に描いたようなエリートコースを進むために頑張りすぎて、虚しさを感じるようになった。というのは僕の勝手な空想。


 少し話は変わって、彼の「霊言」なるものは、人に愛嬌を感じさせる。あの団体があそこまで大きくなったのは、人々がただ彼の電波な話に圧倒され、尊敬するようになっただけではなく、彼のかわいらしさにもよるのだろう。それと、団体を拡大さ、自分の社会的地位を上げることしか考えてない、有能な幹部のせいもあるだろう。


 「この団体がここまで大きくなるとは思ってなかった」と以前彼は言ったらしい。始めは彼も話を聞いてくれる人が欲しかっただけなのかもしれない。