時空の果てに神を求めよ

 陽子崩壊とか言って、宇宙に存在するすべての物質はいずれ無くなるらしい。いずれすべて無くなるのなら、何かを成し遂げることに意味はないのだろうか。違う。生きる意味を考える時に、陽子崩壊の真偽は重要なことではない。たとえ、いずれすべてが無くなるとしても、宇宙は善に向かって進んでいる。なぜなら、何かを想像した時に幸せを感じるだけではなく、何も想像することができなくても、幸せを感じることはできるからだ。すべての物質が無くなった状態について、何も想像できないからと言って、不幸になる必要は無い。