人の相転移

 ストレスを受けるほど、人の社会性は強くなる。これはバッタの相転移に似ている。一部の種のバッタたちは、個体密度があるある程度以上大きくなると、まるで別種のような、移動しやすい形態の集団をつくる。この集団はあらゆる植物を食べ尽くしながら移動するので、紀元前から現在まで恐れ続けられている。もどって人の相転移はもっと恐ろしい。相転移した人の集団は、他民族(と彼らが言うもの)を絶滅させようとする。