人同士の関わり

 人と人との関係には4種類ある。それは競争と主従と馴れ合いと協力だ。競争のとき、人は相手を困らせようとする。主従のとき、人は命令をするあるいは聞こうとする。馴れ合いのとき、人は相手と自分を混同しようとする。協力のとき、人は相手と目的を共有する。


 競争のとき、血中にテストステロンが多くなる。馴れ合いのとき、血中にオキシトシンが多くなる。また、体を触れ合うときもオキシトシンは多くなる。


 ストレスを強く受けると、すべて種類の関係が強くなる。今日本の人間関係が薄いのは、濃かったときより、人々がストレスをあまり受けていないからだ。


 対等で距離を置いた関係を嫌う人が多い。すぐに他人と濃く関わろうとする。新しく人に会うと、すぐにどの関係かはっきりさせようとする。僕にとって他人との関係は協力か無関係しかない。馴れ合うのが苦手だ。オキシトシンが増えるのが苦手だ。