群れの機能

 たとえばサバンナにヌーの群れがいる。ヌーの群れは移動しながら、各個体は群れの中心にいようとする。そして群れから外れるとライオンやワニに襲われる危険が高まる。


 人の社会はこれに似ている。人の社会では価値観は変化し、各個人は主流の価値観を持とうとする。主流から外れると、社会問題が起きた時の生贄・槍玉に選ばれる危険が高まる。一度生贄に選ばれると、どんな合理的な答弁をしても通じない。