超人類へ

 超人類へ! バイオとサイボーグ技術がひらく衝撃の近未来社会
 買ってから何年放っていたか分からない。進歩主義的な人が書いた本で、読んでて痛快だった。この本から抜粋する。

 私たちが姿を消してからずっと後、私たちと同じDNAを持つ生物がいなくなってからずっと後になって、遠い子孫は過去を振り返る。彼らは、歴史上の今この時点を顧みて、驚嘆するだろう。こんなに原始的な、ホモ・サピエンスのような生き物をもとにして、すべての新しい生命グループが出現したとは!ホモ・サピエンスたちは、自分たちが何を創造しつつあるか、わかってなかったに違いない。だが、彼らが変化し成長しようという強い意志を持っていたのは幸いだった。だからこそ、私たちは今ここに存在するのだ。

 こんなの読んだら、現状に満足しろ、あるいは過去の状態に戻れという人たちはカンカンになって怒りそうだ。