金魚王国の崩壊を読んで思いだしたこと

 中学一年生のとき、昼休みに母に作ってもらった弁当を食べていると、その白米の上に載ったちりめんじゃこを見て友人が「こんなたくさんの命を奪ってお前は残酷だ」と茶化してきた。だから僕は彼の弁当に入ったハンバーグを指し「それも牛が原料だ」と指摘すると、「これは牛一匹だ。そのじゃこよりずっと少ない。」と反論され、ちりめんじゃこを見てるうちに怖くなってきて泣き、弁当を残した。


 当時、動物の個体それぞれに等しい価値があるとしていた。反動なのか、今は薄情になりすぎてる。ちなみに生態系への負荷は牛のほうが大きい。