自己犠牲きらい

 たとえ世界中の人の命を救うためであっても、自殺する人を僕は軽蔑します。耐えられないほどの苦痛を逃れるため、安楽死の意味での自殺は別ですが。


 手塚治虫ブッダを読んでて、うさぎが通りすがりの飢えたじいさんのために自分から火に飛び込む話を見たことがある。あれには吐き気を催した。今思い出しても気分が悪くなる。


 世界中の人が死んでも、自分だけは生きていなくちゃいけないくらいに思っていたい。