他人の意志を借りる人

 立場の強い人の意志を勝手に解釈してそれを他人に押し付ける人は心底嫌い。吐き気がするくらい。話しかけられるだけでしばらく気分が悪くなる。


 話は変わって、『レナードの朝』(映画)を見ていたら、「一人ではピクリとも動かないのに、ボールを投げられたら受け取ることができる人たち」が出てた。ある一人の精神科医はそれを「彼らはボールの意志を借りている」と説明していた。


 それを見て思ったのは、「神がこう言っている」とか言ってる人たちのことです。誰かに命令されたと思わないと、彼らは行動できないのだろう。


 逆に、僕は誰かに命令されて、その通りに行動しようと思うと、憂鬱になる。萎える。ここにも、真逆の欲を持つ人たちの例を見ることができる。