国内の勢力争いと愛国心

 政府は武力集団のひとつだ。政府と、同じ地域にいる他の武力集団との力の差が少なく、クーデターの可能性が高いと、その国は圧政になる。力の差が大きく、はっきりしていると、穏やかな統治になる。

 愛国心を訴える人たちは、強きを助け、弱きを挫く。彼らは、序列をはっきりさせることによる社会の安定化を第一に考える。愛国心の愛とは、理不尽に贔屓すること。その理不尽な贔屓が彼らにはいい事だから、理不尽さを指摘しされても、彼らは参らない。そして、国とは正確には国の統制のことを指している。