星々の彼方に、神は必ずやおわしますのだ。(前編)

 宇宙物理学では、「地球に届く宇宙線によって、その場所についての情報が手に入る場所の中で、最も遠くの場所」が宇宙の端であるとされている。(はず。間違ってたら教えてください。)この考え方は様々な応用が利きます。この考え方とはつまり、「『その事柄についての情報がない事柄』については、考えないこと」です。


 また、これとは別の考え方もできます。別の考え方とはつまり、「『その事柄についての情報がない事柄』については、自分の好きなように考えること」です。これもまた様々な応用が利きます。宇宙について考える時にこれを使えば、表題のように考えられます。表題はベートーベンの第九の歌詞の一部です。


 だから、ある人が「その事柄についての情報がない事柄」に対して、興味をもつとき、その人は後者の考え方をする。このことで、前回の記事で説明できないと言ったことを説明する。