生まれ変わること

 僕は、天国とか地獄とか冥界とか、人の魂(外界を知覚するなにか)が死後にどこかにいくことを信じてないけど、生まれ変わることは信じている。というか、僕だけは別の人に生まれ変わるような気がして仕方がない。他人については知らないけど。


 とういう風に、生まれ変わることを信じるのは、恥ずべきことだと思っていた。なぜなら、それは何の根拠もないし、役に立たないことだからだ。


 だから、アインシュタインが「私は生まれ変わったら鉛管工になる」と言った、というのを読んだ時、ほっとした。でもこういう風に、他人に価値観を依存するのは、相手が誰であろうと、醜いものだ。誰が何と言おうと、好きなものは好きでい続けたい。